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検査について

鼻からの内視鏡の構造

先端部約5mmの極細内視鏡

内視鏡は先端部約5mmという細さです。鉛筆と比べると、どれだけ細いかがお分かりいただけることでしょう 。

診断に必要な機能も充実

処置具用の2mmの「鉗子口」を備えているので、胃液の吸引や組織採取なども行えます。(※)
(※)鼻からの内視鏡は、通常の経口内視鏡に比較して細いため、画質がやや劣ります。 但し、診断上は問題ありません。

鼻から行う内視鏡検査の特徴

●苦痛が少ない
内視鏡は、鼻にスムーズに挿入できる約5mmの細さです。 検査中の苦痛が少ないため、強い麻酔の必要もありません。
(※)鼻の中が狭く内視鏡を挿入できないこともあります。 その場合には経口内視鏡検査に切り替える可能性がありますのでご了承下さい。
●吐き気が起きにくい
内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないので、不快感や吐き気を ほとんど感じずに検査を受けることができます。
(※)これまでの通常の口からの内視鏡検査では、のどの麻酔薬によるショック、内視鏡操作によって起こる出血や穿孔などが主な偶発症ですが、全国統計(2000年)によるとその頻度は0.007%でした。 万が一、偶発症が発生したときは外科処置を含めた最前の処置を致します。 鼻からの内視鏡検査においては、さらに検査中・検査後の鼻出血、頭痛などがおこることが報告されています。鼻からの内視鏡に関する学会での報告はいまだにありませんが、その他重篤な合併症は報告されていません。
●会話ができる
検査中も会話が可能です。質問をしたいとき、気分を告げたいときなど、 医師と自由にお話できるので安心です。

鼻からの内視鏡の検査の流れ

※事前に予約が必要となります。

1.検査前日
夕食は軽めに摂り、21時以降の飲食(水を除く)は避け、 早めの就寝を心掛けましょう。 ※採血などの事前検査が必要な場合もあります。
2.検査当日の朝
飲食(水を除く)、喫煙、薬の摂取は避けてください。 ※常用薬を服用されている方は、事前にご相談下さい。
3.検査前の準備
胃の中をきれいにするため、白い液体の薬(消泡剤)を飲みます。
4.鼻の麻酔

検査室に移動後、鼻の中に麻酔をします。

5.検査前の準備

医師がモニターに映るおなかの中をすみずみまで観察します。 検査時間は3~10分程度です。
6.検査後

検査が終わったら身支度を整え、少し休んで下さい。 気分や体調がすぐれないときは、すぐにお伝え下さい。